【原発ゼロ】原発ゼロマーク発表!

沖縄4区・瑞慶覧チョービン

2012年08月31日 16:25

原発ゼロの会は、頑張っている。

8月30日(木)、第二議員会館-B1-第8会議室にて「原発ゼロマーク」発表会を行った。

原発ゼロマーク? なんだそれは、とお思いの方も多いだろう。

今、政局は混とんとしている。
各党の中には、党派を超えて「原発ゼロ」の実現に努力する議員も多い。
しかし、有権者の皆さんには、誰が原発ゼロ派で、誰が原発容認派なのかわかりづらいのも事実だ。

そこで、「原発ゼロ実現を政治的公約とする議員」かどうか、有権者の皆さんが一目でわかるようにと作ったのが、「原発ゼロマーク」というわけだ。

原発ゼロの会の活動時に身に着けたり、選挙時の個人宣伝物に掲載することで、原発ゼロに向けての本気度がわかる、という仕組みである。

マークについては、いままでもいろいろなご指導を仰いできた脚本家の倉本聰先生にご発案いただき、「クラゲ」をモチーフにした。

先日の大飯原発再稼働時、冷却水注入口にあたる海域で、水クラゲが過去に例がないほど大量発生し再稼働を妨害した。
倉本先生はそのニュースに対する「たかがクラゲ」という政府高官の言葉に違和感を覚えたという。そして、クラゲの大量発生自体に、自然界からの抗議デモともいうべき啓示を受けられたのだそうだ。

先生は仰った。
「クラゲも人間も、地球の生命体の種の中の一つであることに変わりない。たかがクラゲという言葉は、ひいてはたかが人間、たかがデモ隊、たかが福島につながるのではないか」

私も、そう思う。


■原発ゼロマークを作るまでの経緯をお話しなさる倉本先生


そして、実際のクラゲのモチーフは、福島県内の小中学生から募集した。応募総数53点の中から福島県岩瀬郡天栄村に住む 広戸小学校4年、後藤駿介君の絵が選ばれた。
後藤君の絵を元にしてグラフィックデザイナーの山中緑さんという方がデザインを起こしてくださったのが、下記のマークである。



■原発ゼロマークを掲げる倉本先生と後藤駿介君


本日の発表会見には、後藤君とご両親、弟さんが駆けつけてくれた。
記者会見では、ちょっと緊張していた後藤君だが、何を考えながら絵を描いたのかとの質問には、「原発がなくなってほしいと思って描きました」と、しっかりと答えてくれた。
本当にありがとう。

地震の後、原発事故の影響でプールや外で遊べない、遊べても時間が限られていて、哀しいという気持ちも語ってくれた。

後藤君にのびのびと遊んでもらえるふるさとを取り戻すためにも、そしてこれ以上後藤君と同じような思いの子どもたちを増やさないためにも、これからも原発ゼロの会は、がんばります。

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