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2012年02月02日

沖縄防衛局長の公務規律違反について、防衛省に要望

本日13:00~、デニーとともに、
真部沖縄防衛局長の公務規律違反問題に係る意見文を防衛省に提出しました。

田中大臣・渡辺副大臣は、予算委員会対応があり物理的に無理とのことで、
ここは国会議員同士の話を、下条大臣政務官のお部屋でしっかりとしてまいりました。。

また、明日の本会議後14:00~を目途とし、衆議院予算委員会で、
この問題に関する集中質疑を3時間行うよう国対が調整しているそうです。
真部沖縄防衛局長を参考人招致し、田中大臣も出席の予定と伺いました。

下条大臣政務官からは、沖縄県民の怒りと不信を招いていることへのお詫びの言葉が最初にありました。
田中前局長の発言、評価書の強引な搬入、そして今回の件。

私からは、沖縄防衛局に対する今の沖縄県民の率直な感情--怒り・不信・軽侮。
それらを率直にお伝えしました。

そして、与党議員としても、政治的に公正中立であるはずの公務員、
特に特別法の規定を持つ自衛官が、公務規律違反とみなされる恐れのある行為を行い続けていたという事実に対し、失望すら感じています。

真部沖縄防衛局長ご自身については、
前局長の辞任の経緯もあってか、
意見交換の場においても大変誠実に、率直に、お話をされる方であるとの認識でした。

ですから、個人の問題というよりも、歴年に積もり積もった
沖縄防衛局という組織の「体質」の問題と感じています。
沖縄は、基地問題に関して言うことを聞かない、
だから少々強引にやるしかない、という侮りが伺えるように思えてなりません。
そして、それは本当に悲しいこと。
なぜなら、そうした関係から、「信頼」が生まれることはあり得ませんから。

名護市長選挙も含め、恒常的に行われてきたとされる今回の問題。
私からは、以前に行われた分も含め、できるだけさかのぼって実態を調査して欲しいと強くお願いしました。

講話の内容はどうだったのか、事務手続きはどうしたのか、名簿の記載事項は何か、講話への参加者の出欠は取っているのか、講話に参加しなかった課員にはペナルティ(はっきりしなくても)があるのか、指示系統はどうなっているのか等々、細かい事実関係の洗い出しをお願いしています。

下条大臣政務官からは、
本日17:00メドで予定している省内の服務規程違反問題検証チームで政務三役出席の下、事実関係の報告聴取と調査指示を行う旨の発言がありましたので、引き続き連絡を取り合いながら、事実関係を検証していきたいと思います。

そして、李下に冠を正さず。自戒も含め、
本当の信頼関係を築けるよう沖縄防衛局の「体質」を変えていくことが、与党議員としての自分の務めだと考えています。


以下、長くなりますが、デニーと私でお持ちした要望文を引用します。


「沖縄防衛局長の公務規律に反する行為について(要望)」

 昨日、衆議院予算委員会において、沖縄県出身議員の質問によって「沖縄防衛局長による公務規律に反する行為及び局員、親族等を対象にした講話実施についてのメール発信」案件が浮かび上がった。

 防衛省はその審議を確認するため職員を急遽沖縄防衛局へ派遣確認したところ、1月4日発信の「当局職員の宜野湾市に選挙権を有する親族、家族、いとこ、親戚がいる者の状況について」、1月18日発信の「それらの対象者に対する局長からの講話へ参加必聴するよう通知する」という二通のメールの発信と、対象者に対して1月23日、1月24日に沖縄防衛局長から講話が行われたいた事実等が確認され、防衛大臣に報告された。
 この件は、公務員でありながら選挙に関する中立性を自ら歪めていることはもちろんのこと、個人情報保護法への抵触にとどまらず、公職選挙法136条の定め「国家公務員が地位を利用して選挙運動をしてはならない」及び自衛隊法61条の定め「意図を持って特定の政策を主張することを禁ずる」ことにも抵触する違法的な行為であると言わざるを得ない。
 法律ではそれらに違反した者に対する科料、懲役、禁錮など厳罰規定が明記されている。
 しかし、真部沖縄防衛局長は前局長自身の不穏当発言による更迭後に再任用された経緯もありながら、昨年末の「普天間基地の辺野古移設に伴う環境影響」持ち込み騒動を引き起こし、多くの県民から不信を買ったことは記憶に新しいことであり、その当事者である沖縄防衛局長による国及び沖縄県への不信をさらに掻き立てるような今回の行為については、法律に抵触する重大案件であるとともに沖縄県民の政府への信頼をも失墜させる行為であると断ぜざるを得ない。
 よって、沖縄県選出議員としては、今回の件に関し、沖縄防衛局長に対する厳重な注意を下すこと、政府への信頼回復については防衛大臣を先頭に省庁内の政治的中立性の規律遵守を図り、二度と違法な行為が行われないよう強く要望するものである。 以上
(平成24年2月1日)
防衛大臣 田中 直紀 殿



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Posted by 沖縄4区・瑞慶覧チョービン at 17:36│Comments(0)防衛・基地問題
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