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2012年07月20日

【要請】高校歴史教科書における沖縄戦集団自決の記述

2012年7月19日、文部科学省の城井政務官にお会いした。

【要請】高校歴史教科書における沖縄戦集団自決の記述



歴史教科書における沖縄戦記述の問題でだ。
途中、平野文部科学大臣も顔を出してくださった。

今まで本土ではあまり報道されてこなかったので、ご存じない方も多いと思うが、
2007年、文部科学省は高校の歴史教科書選定に際し、
それまで守ってきた「軍命により集団自決が強要された」という記述から、「軍命」を外させた。

これに私たち沖縄県民は怒った。

2007年9月29日には、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」を11万6千人の規模で開催、
政府のやり方に抗議した。

そして、2009年11月、2010年7月、2011年11月と数次にわたり、検定制度改革まで踏み込んだ要請を続けてきた。
私・チョービンも、その度に同行し、何度も何度もお願いしてきた。

では、問題は改善したのか?

2011年3月には新しい教科書の選定結果が公表されたが、
やはり高校教科書には、集団自決に「追い込まれた」、「仕向けられた」という記述があるものの、
日本軍による「強要」、「軍命」の記述がない。

これではとうてい納得できるものではない。

しかし、大臣がお顔出しくださったことからもわかるように、もちろん城井政務官も、ことの重要性は理解してくださっているはずだ。引き続き、諦めずに働きかけを続けていく。

今回も、遠路はるばる、沖縄県子ども会育成連絡協議会の玉寄哲永会長をはじめとする要請団が来てくださった。
心から感謝申し上げたい。

文部科学省の壁を打ち破るのは容易なことではないが、最初に「検定意見」という形で沖縄にケンカを売ってきたのは、向うだ。
正論を正論として通す。最後まで闘う。



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Posted by 沖縄4区・瑞慶覧チョービン at 13:57│Comments(0)八重山教科書問題
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