2012年08月07日
【発信】鳩山元総理「trust me」の逸話に見える日米関係の真の問題
2012年8月5日付の読売新聞に、「トラスト・ミー」逸話の記事が出ていた。少し長いけれど、前半部分を引用する。
2010年4月、ワシントン。正式な首脳会談は失敗に終わるとわかっていたから、食事の席を隣にして会話の機会を設けたのに、鳩山首相(当時)は沖縄問題をめぐる立場の難しさばかりを言い募る。しびれを切らしたオバマ米大統領は言った。
「Let’s cut to the chase. You said “trust me” last November. It hasn’t happened yet. It must happen soon.(本論に入ろう。昨年11月、あなたは『信じてくれ』と言ったのに、何もやっていない。すぐやってくれ)」
米国家安全保障会議(NSC)のアジア上級部長だったジェフリー・ベーダ―氏が、今春出版した回顧録で明かした逸話だ。
(※事務局より:元記事は、ウェブ上にないためリンクを貼っておりません)
この記事をどう受け止めるか。
「鳩山批判」をするのは、簡単だろう。
しかし、単純にそれだけでいいのだろうか。
日米関係における米国の変わらぬ姿勢を、この逸話は示唆している。
鳩山元総理は、沖縄が抱える事情の厳しさを、懸命にオバマ大統領に説明した。
首脳会談の席は、個別の事案に触れることさえ難しいと言われる。そんな中で、この逸話からは、最後まで「沖縄問題をどうにかしたい」という、鳩山元総理の切実な努力を垣間見ることができる。
一方で、米国。
オスプレイ配備問題への対応や本記事から見て取れるのは、「Trust us. (トラスト、アス)」と、懸命に説明を続けている日本に対して、米国が自国の事情と理論によって、しびれを切らしている姿だ。
「鳩山批判」や「沖縄問題」として、日米関係に横たわる真の問題を矮小化してはいけない。
日本国民と日本全体の問題なのだ。
2010年4月、ワシントン。正式な首脳会談は失敗に終わるとわかっていたから、食事の席を隣にして会話の機会を設けたのに、鳩山首相(当時)は沖縄問題をめぐる立場の難しさばかりを言い募る。しびれを切らしたオバマ米大統領は言った。
「Let’s cut to the chase. You said “trust me” last November. It hasn’t happened yet. It must happen soon.(本論に入ろう。昨年11月、あなたは『信じてくれ』と言ったのに、何もやっていない。すぐやってくれ)」
米国家安全保障会議(NSC)のアジア上級部長だったジェフリー・ベーダ―氏が、今春出版した回顧録で明かした逸話だ。
(※事務局より:元記事は、ウェブ上にないためリンクを貼っておりません)
この記事をどう受け止めるか。
「鳩山批判」をするのは、簡単だろう。
しかし、単純にそれだけでいいのだろうか。
日米関係における米国の変わらぬ姿勢を、この逸話は示唆している。
鳩山元総理は、沖縄が抱える事情の厳しさを、懸命にオバマ大統領に説明した。
首脳会談の席は、個別の事案に触れることさえ難しいと言われる。そんな中で、この逸話からは、最後まで「沖縄問題をどうにかしたい」という、鳩山元総理の切実な努力を垣間見ることができる。
一方で、米国。
オスプレイ配備問題への対応や本記事から見て取れるのは、「Trust us. (トラスト、アス)」と、懸命に説明を続けている日本に対して、米国が自国の事情と理論によって、しびれを切らしている姿だ。
「鳩山批判」や「沖縄問題」として、日米関係に横たわる真の問題を矮小化してはいけない。
日本国民と日本全体の問題なのだ。
Posted by 沖縄4区・瑞慶覧チョービン at 10:47│Comments(0)
│オピニオン
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